
Beautyを入口に、
理系を自分ごとにする。
Beauty Design Labは、「美しい」「心地よい」「使ってみたい」と感じる身近なものや体験を入口に、 その背景にある科学・数学・技術・デザインを探究するPBLです。
色、光、形、素材、質感、使いやすさ、身体との関係、空間、そして未来の技術まで。 身近な「なぜ?」から、STEMの見方を使って考える学びへつなげます。
なぜ、Beautyを入口にするのか
「好き」「きれい」「使ってみたい」から、学ぶ理由が生まれる
毎日使うものの中には、 色・光・形・素材・手ざわり・使いやすさなど、 算数や理科につながる問いがたくさん隠れています。
「なぜ、この色はきれいに見えるの?」
「なぜ、この形は使いやすいの?」
「なぜ、この素材は触り心地が違うの?」
もっと知りたい、確かめたい、つくってみたいと思ったとき、 比べる、測る、形を見る、条件を変える、データを整理するといった 算数や理科の見方が必要になります。
Beauty Design Labでは、教科を「覚えるもの」だけではなく、 自分の問いを考えるために使うものとして経験します。
3つの探究領域
Beauty Design Labには、3つの探究領域があります。
これは決められた3つの講座ではなく、
企業の技術や商品、地域の課題、子どもたちの関心に応じてPBLを設計するための3つの入口です。
しくみを理解し、検証する
「なぜ、そうなるのだろう?」を、 観察・比較・実験から確かめる探究です。
色、光、素材、水、油、摩擦、香り、質感など、 Beautyの背景にある科学的な現象を入口に、 子ども自身が問いを持ち、仮説を立て、条件を変えながら確かめます。
教科学習との接続:
物質/光/摩擦/条件制御/測定/比較/数量/データ整理
特に使う思考のOS:
気づく力/構造視覚推論/数量・数理の中核
主に見る探究ルーブリック:
問い/仮説/分析
条件を捉え、よりよい形を設計する
「美しい」「心地よい」「使いやすい」と感じる理由を観察し、 複数の条件から、よりよい形を考える探究です。
見た目だけでなく、持ちやすさ、安定性、使う人、素材、空間など、 異なる条件を比べながら、自分なりの設計をつくります。
教科学習との接続:
図形/長さ/比/面積/立体/位置関係/力/安定性/CAD
特に使う思考のOS:
空間根拠力/構造視覚推論/数量・数理の中核/実行ロジック機能
主に見る探究ルーブリック:
分析/統合/創造
変化を捉え、新しい価値を構想する
今あるものを前提にせず、 科学技術や社会の変化から、未来のBeautyを考える探究です。
AI、新しい素材、環境、健康、年齢や身体の違いなど、 さまざまな変化を調べながら、 「これから、どんなものやサービスが必要になるだろう」と考えます。
教科学習との接続:
情報収集/比較/因果関係/予測/科学技術/社会課題
特に使う思考のOS:
構造視覚推論/実行ロジック機能/意味表現力
主に見る探究ルーブリック:
統合/創造/表現/省察
企業の技術も、地域の課題も、探究の入口になる
Beauty Design Labでは、完成した教材をそのまま提供するだけではありません。
企業の技術・商品・仕事や、自治体・地域が抱える課題を、
子どもが自分なりの問いを持って考えられるPBLへ変換します。
🧪
Beauty × Chemistry
相性のよい業界・業種
化学/素材/繊維/食品/化粧品/包装/ヘルスケア など
地域・自治体テーマ例
地域素材/廃棄物/プラスチック削減/地域産品/暑さ・紫外線 など
📐
Beauty × Design
相性のよい業界・業種
製造業/日用品/家電/容器包装/家具/住宅/モビリティ/UX など
地域・自治体テーマ例
公共空間/防災用品/観光サイン/地域産品/ユニバーサルデザイン など
🚀
Beauty × Future
相性のよい業界・業種
AI/IT/ヘルスケア/環境/観光/地域産業/まちづくり など
地域・自治体テーマ例
高齢化/伝統産業/地域文化/観光/環境/多様な人が暮らしやすいまち など
まず、子どもが観察したり、触れたり、違いに気づいたりできる「出会い」を設計します。 そこから生まれた気づきを、自分自身の問いへつなげていきます。
子ども自身の問いから、探究が動き出す
Beauty Design Labでは、大人が最初から答えるべき問いを与えるのではありません。
大人が設計するのは、 考えたくなる現象、もの、素材、人、仕事、社会テーマとの出会いです。
出会う
気づく
問いを立てる
仮説を持つ
調べる
試す・つくる
分析する
つなげる
改善する
考え直す
伝える
振り返り
次の問いへ
探究は、一直線には進みません。
試してみて予想と違えば、問いや仮説に戻る。
他者の意見を聞いて、もう一度考える。
新しい気づきから、次の問いが生まれる。
この考え、試し、見直し、更新するプロセスそのものを学びます。
探究は、行き来しながら深まります
もう一度問いに戻れることも、探究の大切な力です。
算数や理科が、「自分の問いを解く道具」になる
Beauty Design Labは、自由に作品をつくる工作や、テーマをまとめるだけの自由研究ではありません。
自分の問いを確かめようとすると、
📊 比べたい
何が違うのか。
どの条件が影響しているのか。
📏 測りたい
長さ、大きさ、時間、割合などを数量で捉える。
🧪 確かめたい
条件を変え、観察や実験、試作から仮説を検証する。
という必要が生まれます。
そのとき、図形、数量、比、測定、物質、光、力、データなど、 算数・理科・STEMの見方が、自分の問いを考えるために必要になります。
自分の問いをもっと知りたいという経験の中から、教科学習を使う理由が生まれる。
それが、Beauty Design Labの学習設計です。
探究の中では、考えるための「思考のOS」も動いている
探究では、知識だけではなく、 見る、比べる、空間を捉える、構造を考える、順序立てる、数量で考える、 そして自分の考えを表現するといった認知能力を使います。
Beauty Design Labでは、テーマによって強く使う力は異なりますが、 SheSTEMが大切にする 6つの思考のOS を探究の中で動かしていきます。
- 気づく力|違いや変化を捉える
- 空間根拠力|形や位置関係を根拠に考える
- 構造視覚推論|見えているものから構造を推論する
- 実行ロジック機能|考えたことを順序立てて実行する
- 数量・数理の中核|数や関係から世界を捉える
- 意味表現力|考えを言葉や図で伝える
8つの視点から、探究前後の変化を見る
Beauty Design Labで見るのは、作品が上手にできたかどうかだけではありません。
探究の前と後で、 その子の問い方、考え方、確かめ方、伝え方がどう変化したのかを見ます。
「なんとなく、こっちがいいと思う」
「たぶん、こうなると思う」
「比べると〇〇と△△が違った」
「予想と違ったので、条件を変えてもう一度確かめた」
発言、記録、スケッチ、データ、試作品、CADの修正履歴、振り返りなどから、 その子自身のBefore/Afterを捉えます。
Beauty × Design|PBL実践例
身近なボトルから、形と機能を探究する
身近なボトルや容器を観察し、 「なぜ、この形なのだろう」「どんな形ならもっと使いやすいだろう」と、 自分が気になったことから問いを立てます。
形、高さ、幅、安定性、持ちやすさなどを、 算数・理科の見方を使って考え、 Tinkercadで自分なりのデザインをCADとして形にします。
他者の意見や新しい気づきから設計を見直し、 最初の考えがどう変化したのかまで振り返るPBLです。
▶ PBL実践例を詳しく見る
学んだことが、社会のどこで使われているかを知る
Beautyを入口にした探究は、 社会のさまざまな仕事につながっています。
🔬 研究・技術
化学研究/材料開発/品質評価/ヘルスケア/環境技術
🛠️ 設計・ものづくり
商品開発/CAD/プロダクトデザイン/UX/製造
🚀 未来をつくる
AI/BeautyTech/企画/新規事業/地域産業/まちづくり
企業社員、大学生、内定者などがPBLに関わることで、 学校で学ぶことが社会や仕事の中でどう使われているのかを知る接点もつくります。
企業や地域のテーマを、次世代の学びへ
Beauty Design Labは、 Beauty × Chemistry、Beauty × Design、Beauty × Future の3つの探究領域をベースに、 企業や自治体、教育機関との共創によってテーマを設計します。
企業の技術や商品、社員の仕事、地域資源や社会課題を、 子どもが観察し、自分の問いを持ち、 算数・理科・STEMの見方を使って考えられるPBLへ変換します。
