
🌱 非認知能力とは
非認知能力とは、テストの点数のように数値化しにくいものの、学び方・行動のしかた・他者との関わり方を支える内面的な力のことです。
たとえば、
・粘り強く取り組む姿勢
・好奇心や探究心
・自分の気持ちや行動を調整する力
・人と協力しながら進める力
こうした内面的な力は、幼少期の体験や学びのプロセスを通じて育ち、子どもがどのように学び、行動し、他者と関わるかを大きく左右します。
💡 社会人基礎力との関係
経済産業省が提唱する「
社会人基礎力
」は、前に踏み出す力・考え抜く力・チームで働く力から構成され、
大人が社会で学び、働き、協働する際の重要な行動スキルを示しています。
非認知能力は、行動のしかた・学びへの向き合い方・他者との関わり方といった“内面的な土台”を形づくる力です。
この土台がしっかり育つことで、子どもは自然と試す・工夫する・あきらめない・協力するといった学び続ける習慣(学習習慣)を身につけていきます。
- うまくいかないときも工夫して前に進む → 前に踏み出す力
- 「なぜ?」を掘り下げて考え続ける → 考え抜く力
- 周囲と意見を交わしながら一緒に進める → チームで働く力
このように、非認知能力 → 学び続ける習慣 → 社会人基礎力 という流れでつながり、幼少期の学び方が将来の働き方の土台となっていきます。
🚀 SheSTEM Japanのアプローチ
SheSTEM Japanでは、子どもたちの学びを「正解を当てること」ではなく、考え、試し、語り合うプロセスとしてデザインしています。
活動のなかで子どもたちは、
・思い通りにいかなくても工夫して試す
・自分の考えを言葉にして伝える
・他者の視点を取り入れながら考えを広げる
といった学びの土台となる非認知能力を育んでいきます。
これらの力は、幼少期の学びだけでなく、これから進む学びの道や将来の働き方においても、社会人基礎力として発揮されていく重要な力です。
