恋愛も、算数。

恋愛と数学の共通点である、選ぶ・くらべる・決める思考を表した抽象イラスト

「好き」だけで決まるように見えるけれど、恋愛はそれだけでは動いていません。

人は相手を見るとき、いくつかのことを同時に見ています。

一緒にいて楽か。
話が通じるか。
考え方が近いか。

頭の中では、くらべて、分けて、判断しています。

数学者の Hannah Fry は、恋愛を「選び方のパターン」として捉えています。

たとえば、限られた出会いの中で、いつ「この人に決める」と判断するのか。

すべての人を見てから決めることはできません。
かといって、最初に出会った人で決めるのも合理的ではない。

そこで人は、無意識のうちに、
「どのくらい見てから決めるか」という考え方を持っています。

これは数学では、最適停止理論と呼ばれます。

よく知られている考え方のひとつが、37%ルールです。
最初の37%はすぐに決めずに全体を見る期間にして、そのあとに現れた「それまででいちばん良い人」で決める、という考え方です。

限られた候補の中で、いつ探すのをやめて決めるのがよいか。
その考え方は、恋愛にも重なります。

さらに、人は相手を評価するとき、ひとつの基準ではなく、いくつかの条件を同時に見ています。

価値観、安心感、将来性、距離感。
それらを、頭の中で見くらべながら判断している。

恋愛は、ただ気持ちが動くだけのものではありません。

選ぶ。
くらべる。
条件を見る。
決める。

この流れは、算数でやっていることとよく似ています。

算数もまた、ただ答えを出す教科ではありません。

何を基準にするか。
どこで区切るか。
どの条件を使うか。
どのタイミングで決めるか。

考えながら、基準を置いて、選んでいく営みです。

フィーリング100%に見えても、人はその中で、基準を決めて、選んで、必要があれば見直しています。

恋愛の中にも、思考がある。

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